まるで映画『グッド・ウィル・ハンティング』のように——。
僕がメガネスーパー本社で働き始めたのは、たった一人のパートタイム。
しかも、まわりは全員が課長職以上という、本社の“ど真ん中”で、僕だけが雑用係。
だけど、その中で「発想力は社内で1,2を争う」と社長に言われるようになり、2000万円の外部コンサルが役に立たなかったプロジェクトを、自分の提案で巻き返した経験があります。
人材育成の制度、極小スペースでのコンタクトレンズ販売、検査技師を置かずに検査できるリモートの仕組みなど、次々とアイデアを出して採用されました。
わずか1年半の間に、何件も本社会議に通る提案を出し、成果を積み重ねました。
次に働いた障害者雇用企業では、最初は全体が赤字、スタッフは最低賃金、上司もやる気を失っていた状態。でも、その上司の意識を変えることから始め、スタッフが自信を持てる仕組みを作り、初の黒字部門を実現。
さらに、親会社から新しい業務を引き込むことにも成功しました。
そして何より大きかったのは、毎年の運営予算が増額されたこと。
これは、現場での成果がきちんと評価された証拠だと思っています。
ポジションは一番下。それでも、「現場を変えれば、会社は変わる」と信じてやってきました。