妻が参加していた田中克成さん(たなかつさん)の「起業塾」をきっかけに、津田紘彰さん(ヒロさん)との出会い、そして「夢スク」というセミナーへの参加へとつながりました。
そこから人生は、思いもよらない方向に動き出していきました。
「バリの兄貴に会うツアー」に参加したその朝、講師陣が泊まっていたヴィラで、何人かが“とてつもないお坊さん”に出会い、感激していたと知りました。
彼らが動画で見せてくれたその施術を観た瞬間、心が震えました。
「この人に、絶対に会わなきゃいけない──」
なぜなら、そのお坊さんは、3年前に私の夢に出てきた人だったからです。
でも、会えるタイミングは限られていた。
バリの兄貴邸に行く前でなければ会えないと聞き、強い後悔に襲われました。
“なんであのとき、講師陣と同じヴィラに泊まらなかったんだ”
自分で自分のチャンスを逃したような気がして、悔しさが込み上げました。
その後、たなかつさんがつないでくれて、“wattua”でお坊さんとつながることができました。
その名は──ロンさん。
実際にお会いする前から、私は思わず言ってしまったんです。
「あなたの本を書きたいです」と。
国語の成績も悪かった、読書もしてこなかった、そんな自分が。
でも、それほどまでに心を突き動かされたんです。
2回目のバリ渡航。
取材機材を抱えて、前回と同じホテルへ。
ようやく会えたロンさんは、サングラスに帽子、全身にタトゥー、身長190cmほどの風貌。
とてもヒンドゥー教のお坊さんには見えませんでした。
でも話を聞くうちに、心がどんどん引き込まれていきました。
17歳で力に目覚め、20歳から7年間、神の導きのままに生きてきたこと。
そして、幼馴染で資産家令嬢でもある妻との結婚。
スピリチュアルな生き方を貫きながら、愛する家族とともにバリとシドニーを行き来する──
そんな“夢みたいな人生”を生きている人でした。
この体験を、「バリ兄ツアー」のLINEグループに投稿したら、あたたかいメッセージがたくさん届きました。
みんなが「応援してるよ」と言ってくれた。
さらに、たなかつさんからも素敵な提案を頂き、気づけば「夢スク」のLINEにも投稿していました。
そう、“逃げ道を自分でふさいでいた”のは、他でもない、自分自身だったんです。
でも今は違う。
私は、自分の中に湧き上がった想いとともに、この出会いを書き残したい、伝えたいという気持ちでいっぱいです。
誰かの人生にとって、この物語が“扉”になることを信じて──。
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